☆歯磨きについて

自分で磨くことを習慣づける時期でもありますが、歯磨きはお子さんとの大切なスキンシップの時間です。
仕上げ磨きは膝の上にころっと頭を乗せた体勢で行うことで、お子さんへ愛情が伝わります。

この時期に、歯ブラシでしっかり磨けなくても虫歯になることはまずありません。
なぜなら、乳児は唾液が非常に多いので、前歯はつねに唾液で洗い流されているからです。
怖い顔で必死に歯磨きをする必要はありません。
「あなたのことが大切だから、気持ちよくしてあげるね」という愛情をいっぱい注いであげてください。

☆どんなものを使えばいいの?

お子さんに持たせる場合は、誤って喉をつかないように設計されたリング式の歯ブラシがオススメです。
お母さんの仕上げ用とは必ずわけましょう。なぜなら、赤ちゃんはブラシを咬んでしまうので、すぐ毛先がボサボサになります。
「毛先が広がってしまうから赤ちゃんには持たせない」ではなく、赤ちゃんに「歯ブラシはお口にいれても安全なものなんだ」という経験をさせてあげてください。
この時期は、さまざまな感触をお口でたしかめる時期です。いろいろなものをお口に持っていっても、神経質になりすぎないようにしましょう。

おかあさんの仕上げ用は、ブラシ部分がコンパクトなものが使いやすいです。
お口の中に入るものなので、清潔にし、1~2ヶ月で新しいものと交換してあげてください。

☆フッ素は?

若林歯科では、歯が生えてきたらフッ素を使用しましょう、とお話しています。
日本では、「何もつけない歯ブラシで磨きましょう」という誤った歯磨き指導をいまだに行っている医院や行政があるようです。
むし歯予防のためには、フッ素は一番大切です。そのフッ素を正しく使うことができるように、歯科医院はしっかり情報提供ができなければいけないと思います。

 
フッ素については、こちらのページを。

☆離乳食は?

この時期は、離乳食の種類もどんどん増え、食べ物に興味を持ち始めます。

では、離乳食の与え方が、歯並びに影響するということをご存知ですか?
離乳食と歯の生え具合には密接な関係があります。おっぱいを飲むという行為は人間の持って生まれた本能ですが、噛むこと、咀嚼することは練習をして習得する物です。

育児書には暦齢(月数)で離乳食の進め方が指導してありますが、歯の生え方には個人差があり、単純に歴齢(月数)で判断することには疑問が残ります。

また初めてのお子さんの場合は、他人のお子さんと比べてしまい、どうしても早め、早めに離乳食を進めがちです。

あまりにも早く進めるすぎると充分に噛まずに飲み込んでしまうような癖がついてしまいます。

また、何時までも口の中に食べ物がありクチャクチャと噛んでいる場合もあります。これらのお子さんは咀嚼を充分に習得していないお子さんで早く離乳食を進めすぎた場合に起こりがちです。
ご飯粒などは弾力があり臼歯(奥歯)が上下生えそろわないとつぶすのは困難です。

だいたい1歳6ヶ月くらいで臼歯が生え始めますのでそれまではご飯は軟飯にしましょう。

また、最近はお口がぽかーんと開いている子が多いのにお気づきですか?

口元にしまりのない10代が増えています。

唇を閉じる力が弱いことで、正常な呼吸(鼻呼吸)ができず、口呼吸をおこし様々な問題(アレルギーなど)を引き起こします。
スプーンに乗った食べ物があったら、唇と舌を使って口の中に運ぶでしょう。でもこれは生まれつきではできないのです。
日頃の食事から学習・訓練した結果なのです。

離乳食を与える際に、親の都合で、食べ物を口の中に放り込んでいませんか?
正しい食べ方は、スプーンが下唇がに軽く触れるように持っていき、上唇をゆっくりおろして食べ物をとらえます。

さっさと食べて欲しいからどんどん口の中に放り込むのではなく、お子さんが上唇で食べ物を捕らえるのを待つ余裕をもちましょう。

また、テーブルを汚されるといけないから子供に自分ではたべさせない、なんてしていませんか?
食べることは学習です。こぼすのも体験です。

唇を上手に使えない子どもは、顔をスプーンに近づけ大きく開いた口で、舌をだしてスプーンを丸飲みするかのような食べ方になります。
哺乳、離乳食、幼児食を通して、3才頃までに学習・訓練されていないので唇の周りの筋肉が発達せずに、”お口ぽかーん”状態になり、口が開いていることにより、出っ歯や開口などの悪い歯並びになります。